トータル治療:矯正歯科

矯正歯科治療の種類

「矯正歯科治療」とは、治療を受ける患者さんの咬み合わせや歯並びを文字通り“矯正”する治療を指します。 治療法としては、専門の矯正器具を用いて歯を正しい位置に動かしていく方法が採られます。 矯正歯科治療によって歯並びや咬み合わせ、そして口腔内の環境も改善されるため、虫歯や歯周病の予防にもつながるのです。

一般的な矯正

治療する歯の表側にセラミックやプラスチックの矯正装置とワイヤーを付け、 ワイヤーの力を加えることで歯を移動させます。最初は細いワイヤーから始め、 少しずつワイヤーを太くして理想の歯並びに変えていきます。

部分的な矯正

矯正したい歯の表側にセラミックやプラスチックの矯正装置を付ける方法です。 ワイヤーの力によって歯を移動させるという仕組みは、一般的なものと同様です。

インプラント矯正

歯肉の上から歯のわきの骨に小さな金属の棒を打ち込み、これを支点にして歯を移動する治療法です。 矯正したい歯だけを動かすことができ、治療期間が6~9ヶ月程度短縮されることがメリットです。 歯の欠損を補うインプラン治療とは異なり、矯正治療が終了したら撤去します。

トータル治療:矯正

歯牙の位置が悪いと

  • 審美的問題
  • 歯周病的問題
  • 咬合(咬み合わせの)問題が起こります。

この症例は上の三つの問題を持ち、それを全て行っていく時間的・経済的・精神的負担は大きくなります。
トータル治療によって、綿密に計算し、歯周病治療と咬合治療のために必要最低限なところまで歯を動かして、 補綴(かぶせ)治療で仕上げます。
最終的な咬合の(かみ合わせの)ゴールが明確だから、矯正の治療期間が短くてすみます。

術前

術前before

術後

after

少し出っ歯です。
歯のがたがたは歯磨きがしにくく、血流が悪くなります。
かみ合わせに重大な問題があります。(左の“八重歯”)

咬合診断時の着目点

  • 顎関節の診査
  • 下顎の水平的・垂直的診査
  • 前歯の位置・形態の診査
  • 臼歯咬合面形態

矯正治療前の歯周環境(歯茎)の改善

包括的矯正治療

2nd Provisional Restoration 包括的矯正治療 終了

Diagnosis Wax up

最終的な歯の形態をシュミレーションします。

Final Provisional Restoration(最終的な仮歯)

咬合接触点

術後

トータル治療:矯正治療にインプラントを使用

歯として使うインプラントをトータル治療によって矯正治療の固定元として使うことがあります。そのことで矯正治療が簡便化し、 小さい範囲での矯正が行え、ストレス軽減・コスト削減・スピードアップにつながります。

この症例は、コストの問題で最終的な補綴(かぶせ)は安く済ませていますが、短期間でそれなりの結果が出ました。

術前

診断用セットアップモデル・ワックスアップ

トータル治療で重要なのは診断です。歯を動かすシュミレーションの後、 ワックスを盛って治療のイメージを作り、そこから計算してインプラントを埋入する位置を決定します。

部分矯正治療

たったのこれだけの範囲の矯正治療用具で治そうとしています。

術後

矯正期間はトータル治療によってたった8ヶ月です。完成度は完璧ではありませんが、十分な状態です。
トータル治療によってゴールをどこに設定するか、術前のシュミレーションした結果です。